講演情報

[PD9-01]オートショックなどAEDを取り巻く新しい取り組み

*武田 聡1 (1. 東京慈恵会医科大学 救急医学講座)
日本でのPADが始まり20年。国内には67万台とも推定される多くのAEDが配備され、街中にAEDがあるのが当たり前の世の中になった。 近年ショックボタンを押さなくても除細動が行われるオートショックAEDが市場に出回るようになり、一般市民への除細動ボタンを押すストレスが軽減された可能性がある。また欧米では、使い捨て(single use)AEDの販売も始まっている。日本への導入にはハードルが高いかもしれないが、これらの世界の動向にも注目したい。また難治性不整脈への電気的治療という観点では、2020年のアメリカ心臓協会の CPR & ECCガイドラインで、2組のパッドで連続的にショックを与える二重連続体外式除細動(DSED: Double Sequential External Defibrillation)についても言及されている。こちらについても今後の検討が期待される。 今後の10年はこれらのAEDを取り巻く新しい取り組みを有効活用して、目撃ある心停止にAEDが使われるのが当たり前の世の中に、そしてAEDを有効活用して心停止からもっともっと多くの方を救命できる世の中に、変えていきたいものである。