講演情報

[PD9-03]オートショックAED の使用事例の検証について

*タナベ セイザン1、丸川 征四郎2、小菅 宇之3、菊地 研4、石見 拓5、草野 正孝6、坂本 哲也7 (1. 救急救命東京研修所、2. 吹田徳洲会病院 救急・集中治療部門、3. 帝京大学 医療技術学部、4. 獨協医科大学病院 救命救急センター、5. 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻 予防医療学分野、6. 東京消防庁救急部、7. 公立昭和病院)
背景: オートショックAEDは、救助者の操作によらず機器自身が電気ショックを行うため、電気ショックまでの時間を短縮できる利点がある。一方で、救助者が戸惑いAEDの使用に支障をきたしたり、感電事故が生じる懸念が指摘されていた。目的: オートショックAED使用事例の検証を行い、安全性に問題がないか確認すること。方法: 日本救急医療財団「非医療従事者によるAED使用のあり方特別委員会」がまとめた「オートショックAED使⽤事例の検証体制の整備について」に基づき、2021年12月より、使用者アンケート、心電図記録、使用時の音声情報を用いて検証を行った。結果: 2024年2月までにオートショックAED使用事例173例(うちショック事例12例)が登録された。救助者がオートショックAEDの操作に戸惑ったり、感電事故の発生が懸念されるなど、安全性に問題があると考えられる事象は確認されなかった。考察: データ収集などに困難が想定されたが、AED製造販売業者等の協力の下に、検証を実施することができた。使用事例の検証では、安全性に問題があると考えられる事象は確認できなかった。少なくとも30例の電気ショック実施事例までは引き続き慎重に検証を進める予定である。