講演情報

[SY13-03]受講者はPEMECをどのように認識しているのか:アンケート自由記述を用いた共起ネットワーク分析

*佐藤 哲哉1,2、福岡 範恭2、安心院 康彦2、中村 光伸2、畑田 剛2、朝日 美穂2、沢本 圭悟2、角谷 直人2、藤田 基2、喜多村 泰輔2、世良 俊樹2、中尾 彰太2、南 啓介2、高松 純平2 (1. 東北大学病院、2. PEMEC企画運営小委員会)
【背景】PEMECは普及し始めたばかりであり、実際の病院前救護へ導入されている地域は極めて限定的である。そのため、コース内容の有効性の評価はまだできておらず、受講者に適切に認識されているかはまだわかっていない。【目的】受講者がPEMECをどのように認識しているのか調査すること。【方法】2023年10月~2024年2月の受講後アンケートにおける自由記述を対象とした。KH Coderを用いたテキストマイニングにより抽出語と出現回数を調べ、それらの語句に対して共起ネットワーク分析を行うとともに、コース全体の評価を外部変数として対応分析を行った。【結果】アンケート回収率は85%(541/633)、うち自由記述があったのは80%(435/541)であった。コース全体の評価の関するネットワーク図から、「緊急度の高い傷病者に対しPEMECアルゴリズムの理解は、救急現場活動に活かせる」という語のグループを抽出した。これらの記述とコース評価との対応分析の結果、良いと回答した群では「学べる、考える、分かる」、まあ良いと回答した群では「教育」、普通と回答した群では「経験」という語句が抽出された。【結語】PEMECのコースの意義や意図が適切に認識されている可能性が示された。コースにおいてはまず経験できること、次に教育的であること、さらに行動変容につながることが重要視されていることが示唆された。