講演情報

[SY13-07]三重県の内因性疾患に対応するプロトコル運用におけるPEMECの寄与について

*大森 教成1、説田 守道1 (1. 伊勢赤十字病院)
三重県では各種標準化教育講習会を開催するにあたり、資金面や人員面から地域MC単位で開催困難な講習会については三重県MCが主体となり開催をしてきた。実際の運用としては三重県MCの管理下に、”三重県救急救命指導者セミナー実行委員会”という組織を作り、県の補助金等で費用負担を行いつつ講習会を開催し、県内でのインストラクターを養成することで地域での開催ができる体制づくりを行っている。MC主催講習会であることもあり、講習会の指導者は指導救命士を中心とした指導体制をとることができており、地域MCでの教育にも活かせている。
 PEMECコースに関しては、平成30年7月に三重県内初開催ができた。以後PEMEC委員の方々にご協力いただいて開催を重ねていき、令和5年度までに計11回三重県内で開催した。令和5年開催の第9回三重県コースからは演者がディレクター資格を取得したことにより、県外のPEMEC委員の応援をいただくことなく、三重県内のスタッフで開催できるようになった。三重県内のマスターインストラクターの養成も進んでおり、一部の地域では地域MCでの開催も可能となってきている。
 MC主催の講習会は、指導救命士が消防業務の一環として指導できる場という状況を作ることができ、指導救命士養成課程の指導の練習をする機会及び指導救命士が急救急救命士を指導するという貴重な機会となっている。各地域MCのプロトコル作成および運用の中心的役割を果たしている指導救命士がPEMECの指導に関わることで、内因性疾患に対応するプロトコル運用に影響を与えていると思われる。
 今回、三重県でのPEMEC開催の経緯とともに、PEMECが三重県の内因性疾患に対応するプロトコル運用にどのような寄与をしているかの現状分析と今後の展望について報告する。