講演情報

[SY14-06]リアルタイム映像伝送システムの研究開発 -生成A Iによる映像匿名化-

*田村 智1,2、服部 潤2、榊原 康文6、高橋 隼人4、野代 広司5、永瀬 豊3、戎 美智緒3、堀切 健史4、橋爪 健4、鈴木 康史1、浅利 靖2 (1. 北里大学メディカルセンター、2. 北里大学医学部、3. 相模原市消防局、4. TOPPAN(株)、5. ソフトバンク(株)、6. 北里大学未来工学部)
【背景】救急業務で映像情報の活用が進む一方で、患者のプライバシー保護が重要な課題になっている。本研究では「Deep Natural Anonymization(DNAT)」技術を用いた映像内の個人情報匿名化により、映像データの安全な利活用を目指した。DNATは生成AIによる新たな新技術であり、映像の重要特徴を保持する一方で、個人情報は識別不可能できる。
【研究内容】相模原市消防局と北里大学病院でのリアルタイム映像伝送システムを実施しているが、個人情報保護の観点から映像録画はしてこなかった。DNATにより、映像内の人物の顔を事後的に別人の顔に変更し、個人の識別が不可能な状態での匿名化を実現した。匿名加工された映像を保存し、プライバシーの保護を確保しつつ、映像データの有効利用が可能になる。
【今後の展望】匿名化されたデジタル映像データを活用することで、救急業務におけるAI解析の精度を高め、業務の効率化、そして安全性の向上が期待される。DNATの適用範囲の拡大とその効果の詳細な分析により、未来の救急医療における映像データの扱い方に革新をもたらすことが期待される。