講演情報

[SY14-07]会話で入力するAI記録。カルテ記録時間を劇的に短縮

*平山 傑1 (1. 札幌徳洲会病院)
【はじめに】記録は医療の仕事のうちの30%とも言われており、医療従事者のストレスの原因の一つである。従来のカルテ音声入力は、「簡便性」「個別性」に欠けるため、あまり広まらなかった。「会話のような入力」「施設にあったカルテ出力」が可能な音声入力AIを作成した。【方法】AIを使用することで、自然言語を用いて会話のよう入力するシステムを開発した。記録形式も、施設で用いる記録のフォーマットに変換することが可能である。実際の救急外来現場で使用し、その効果を検証した。【結果】会話入力AIを用いると、音声入力時間約1分、AI記録変換時間約20秒で完了した。業種別にアウトプットを変更することも可能であった。薬剤名も正答率は70%程度と、実用十分な精度であった。【考察】一般的な救急外来の初期記載部分の文字数は約500文字で、タイピングのみの記録時間だけでも約6分かかる。会話入力は記録方法を根本から変えることで、作業時間80%削減が見込める。会話入力AIは、医師カルテに限らず、フォーマットを用いるすべての業種の記録に対応可能で、これからはAIが記録を代行することが標準化していくでしょう。