講演情報
[SY15-04]島嶼エリアにおける航空医療の現状と課題そして展望
*米盛 輝武1 (1. 浦添総合病院 救命救急センター)
奄美群島から沖縄県与那国島までを繋ぐ南西諸島エリアは直線距離にして実に780Kmに及ぶ。このように非常に広範囲に渡り、大小の島々が点在して南西諸島エリアは構成されている。島嶼エリアにおいて不可欠なのは航空医療である。沖縄県では戦後、米軍機による急患空輸が日常的に行われてきた。その活動は自衛隊などにより、今も引き継がれている。南西諸島エリアにおける医療用航空機は、沖縄県ドクターヘリ、奄美ドクターヘリ、やんばるヘリの3機の回転翼機と、NPO法人MESHサポートの固定翼機MESH Flightである。この内、2機のドクターヘリについては、隣接エリア同士であるのにも拘わらず完全な相互協定締結には至っていない。今後の展望として、2025年度に導入される沖縄県消防防災ヘリについて出動対象エリアを奄美群島にまでカバーする協定を締結する事。南西諸島エリアをカバーする多目的回転翼機を配備する事。さらに同エリアをカバーする固定翼機の導入が望まれる。そうすることで、島嶼エリアである南西諸島を一つのエリアとして捉えた航空医療の展開に一歩近づくことができる。
