講演情報

[SY18-02]救急医が開業する救急クリニック

*松岡 良典1 (1. 広域医療法人EMS松岡救急クリニック)
私は卒後すぐ、救急科に入局し、ずっと救急医でやってきた。まずは救急科専門医に加え、サブスペシャリティを取得することに注力した。救急科はあらゆる患者を診察し、救命処置ができるのが最大の強みであるが、一方で専門を持たないと言う弱みもある。私は全身管理のために麻酔・集中治療を取得し、外科系は整形外科・脳卒中も取得した。また、自分の医療に科学的根拠を加えるために医学研究も行い学位も取得した。こうして色々な専門医を合わせた稀有な救急医となった。そこで自分の能力を試すために人口3万人の医療過疎地の南九州市に救急クリニックを開設した。普段はかかりつけ医の仕事をしながら、24時間体制で、軽症から最重症まで、全ての救急患者の診察を行ってきた。整形外科手術も年間150例、通算1500例以上行い、近年は先進手術法も取り入れて常に創意工夫を行ってきた。一方で、このシステムを系統化して、全国の医療過疎地に分院を拡げてきた。来年、医療資源の不足をIT技術でサポートする新しい救急クリニックを誕生させる予定である。加えて、昨年はベトナムに開業しており、アジアの様々な地域に救急クリニックを拡げる計画を進めている。