講演情報

[SY19-06]パラリンピック強化選手と救急医療に関する活動と研究の両方を経験して見えたこと

*西村 博章1 (1. 国士舘大学大学院救急システム研究科)
演者は障害者スポーツの視覚障害者柔道の選手としてパラリンピック出場を目標に競技にあたっており一時期パラリンピック強化選手であった。また同時期に日本臨床救急医学会の会員であり、応急手当普及員として一般市民への応急手当講習の実施および国士舘大学大学院救急システム研究科の修士課程で救急医療の研究にもあたっていた。
そのほか過去には2008年に発生した秋葉原通り魔事件の現場に偶然居合わせ、バイスタンダーの医療従事者として初期トリアージと救命処置にあたった経験もあった。
現在は内科系疾患等の悪化で競技は実施せず先述の大学院で救急医療の研究のみを実施しているが、障害者スポーツの競技者をしながら同時に救急医療に関する活動と研究をするという経験をした中で、アスリートと救急医療の研究者の両方の視点から見えた課題もあった。
例として視覚障害者柔道の大会においては救護対象は原則として選手のみとなっており、館内放送でAEDの設置場所は案内されていない。
両者の視点から見てスポーツ競技の場面で少しの工夫で安全性や救命率が向上する可能性のある点はいくつかあるため報告する。