講演情報
[SY2-01]洋上救急における固定翼機、回転翼機および飛行艇の搬送経験と特徴
*五十嵐 豊1,2、峯平 紗耶香2、金谷 貴大2、富永 直樹1,2、山口 昌紘2、溝渕 大騎1,2、中江 竜太1,2、横堀 將司1,2 (1. 日本医科大学付属病院 高度救命救急センター、2. 日本医科大学 救急医学教室)
【背景】当院は昭和60年から洋上救急業務を行っている。これまでの経験を踏まえ、搬送方法ごとの特徴と注意点を紹介する。【事例】
1) 固定翼機:当院は第三管区海上保安本部からの要請に基づくもので、その多くは硫黄島からジェット機による搬送であり約2時間を要する。救急車と比べ、約0.8気圧の与圧と通信以外に制約はほぼない。
2) 回転翼機:騒音によって聴診は不可能であり、コミュニケーションが困難であることが多い。ドクターヘリでは通常行わない夜間の搬送では、色の情報も得られないため、身体所見を取りにくい。また狭い機内で医療機器も限られ、揺れが大きく行える治療の制限も大きい。
3) 飛行艇:飛行艇(US-2)は海上自衛隊が運用し、自衛隊基地から離着陸する。ジェット機に比べて医療機器は乏しい。さらに、気象の影響を受けやすく、波や気流によって揺れやすい。【結語】洋上救急は、搬送時間が長いことが多く、搬送方法により様々な診療上の制約や、外国籍の患者が多いため言語の問題などの課題がある。しかし、出動までに準備時間が取れることが多いため、状況に応じて多言語ツールの利用など柔軟な対応が可能である。
1) 固定翼機:当院は第三管区海上保安本部からの要請に基づくもので、その多くは硫黄島からジェット機による搬送であり約2時間を要する。救急車と比べ、約0.8気圧の与圧と通信以外に制約はほぼない。
2) 回転翼機:騒音によって聴診は不可能であり、コミュニケーションが困難であることが多い。ドクターヘリでは通常行わない夜間の搬送では、色の情報も得られないため、身体所見を取りにくい。また狭い機内で医療機器も限られ、揺れが大きく行える治療の制限も大きい。
3) 飛行艇:飛行艇(US-2)は海上自衛隊が運用し、自衛隊基地から離着陸する。ジェット機に比べて医療機器は乏しい。さらに、気象の影響を受けやすく、波や気流によって揺れやすい。【結語】洋上救急は、搬送時間が長いことが多く、搬送方法により様々な診療上の制約や、外国籍の患者が多いため言語の問題などの課題がある。しかし、出動までに準備時間が取れることが多いため、状況に応じて多言語ツールの利用など柔軟な対応が可能である。
