講演情報

[SY2-06]高知県における洋上救急

*齋坂 雄一1、盛實 篤史1、畠中 茉莉子1、降幡 多栄子1、本淨 桃里1、釣井 採香1、津野 龍太郎1、浅羽 直1、大西 正倫1 (1. 高知県・高知市病院企業団立 高知医療センター)
高知県は第5管区海上保安本部の管理下にある。2005年3月に高知医療センターが開院され、高知県ドクターヘリ基地病院としても病院前救護に積極的に活動している。医師派遣を行った洋上救急は開院以来2023年末まで8件であった。【事案①】2006年1月某日、嘔吐と低体温で倒れたと洋上救急の要請があった。20時過ぎに高知港で巡視艇「とさみずき」に医師3名が乗船し出港、高知港沖合で該船と会合。患者を巡視艇に移乗させ、初期治療をしながら高知港に向け輸送、病院に収容し、急性心筋梗塞の診断となった。【事案②】2015年3月某日、漁船乗組員が腹痛で会話もできないと洋上救急の要請があった。足摺岬南方約680kmの現場で、調整の結果、海上自衛隊の救難飛行艇US1に医師が同乗し朝5時に離陸。2時間後に現場着水し患者収容、腹膜炎の診断で抗菌薬を投与しながら搬送した。【結語】「高知の空を守る会」として、ドクターヘリ関係機関、高知県、四国航空、高知空港、県消防防災航空隊、県警察航空隊、自衛隊、高知海上保安部等で顔の見える関係を築いてきた。情報のやりとりは活動の要であり、今後も高知の海と空を守っていく所存である。