講演情報

[SY4-01]令和6年能登半島地震におけるDMAT派遣状況から見える今後のDMAT派遣戦略について

*小谷 聡司1 (1. DMAT事務局)
【背景】令和6年能登半島地震では、1月17日以降は全国に対してDMAT派遣要請がかかるなど、2月4日のDMAT派遣終了まで35日間、900隊以上という過去最大の派遣数、派遣期間となった。【目的】今回のDMAT派遣要請にあって、全国のDMAT指定医療機関のうち、どの程度の医療機関で、被災地へのDMAT派遣が実施されたかを調査・分析を実施する。【方法】1月1日から2月4日までの間にEMIS上で「活動中」となった実績のあるDMAT指定医療機関の情報を収集・分析を行う。【結果】現在DMAT指定医療機関は全国に838医療機関(2024年2月5日時点)で、今回の令和6年能登半島地震において最低1度以上所属医療機関のDMATが「活動中」となったのは592医療機関であり、おおよそ70%と実績が得られた。【考察】今後来る首都直下地震、富士山噴火、南海トラフ地震等において、被災地への支援を目的とした十分な数のDMATの派遣は防災基本計画にも明記されているとおり必須と考えられる一方で、発足からおおよそ20年を超えた現在のDMATの派遣状況を鑑みるに、改めてその戦略について検討が必要と考えられる。