講演情報
[SY4-03]初動DMATで対応した町立富来病院避難ミッション
*小川 依1 (1. 国民健康保険 小松市民病院)
当院は石川県南加賀地域における災害拠点病院である。発災した直後に石川県調整本部よりDMATチーム派遣要請があり、1月1日午後10時より当院を出発した。元旦に加えて、大地震発災直後であり、食料の確保や給油が南加賀エリアでも困難であった。1月2日午前2時30分に本部より指示のあった公立能登総合病院に到着した。同院においても被災している状況であったが、町立富来病院が崩壊の危険性があるとの情報があり、直ちに支援に向かうよう命じられた。富来病院までは多くの道路が崩壊していたが、午前5時に到着した。医師は富来病院副院長のみがおられ、状況の報告を受けた。2階の入院病棟では半数の天井が崩落し、入院患者を避難させ、1つのベッドで複数の患者を管理するしかない状況であった。一般病棟に39名、地域包括ケア病棟に33名の入院患者がおり、副院長より全ての患者を転院搬送したい意向を受けた。1階待合室を拠点として転院搬送のミッションを開始した。応援DMATが到着するまで時間を要し、余震も頻発する環境下において、限られた人員で病院避難を遂行した状況を紹介させて頂きたい。
