講演情報

[SY5-04]DMAT空路搬送専門技能ロジチーム派遣の意義と課題

*平林 篤志1,2、本村 友一1,2、中村  光伸3、久城 正紀4、藤塚 健次3、小谷 聡司6、山下 典雄5、益子 一樹1,2、山本 真梨子1,2、川上 翔平1,2、南 啓介7、蜂谷 聡明7、安松 比呂志1,2、原 義明1,2 (1. 日本医大千葉北総病院 救命救急センター、2. 日本医科大学 救急医学教室、3. 前橋赤十字病院 高度救命救急センター、4. 済生会福岡総合病院、5. 久留米大学病院 高度救命救急センター、6. 国立病院機構本部 DMAT事務局、7. 石川県立中央病院 救命救急科)
【背景】 災害時の空路搬送調整は、平時からの空路搬送の仕組みや専門用語の理解が必要であり、多くはドクターヘリ(以下DH)基地病院のDMAT隊が担当し、専門技能ロジチームとして組織される。能登半島地震では、建物被害やライフライン途絶により、長期に及ぶ被災地からの搬送ニーズがあり、道路事情により空路搬送が多く求められた。【目的】 発災初期から空路搬送ロジチームが継続的に派遣され、空路搬送と陸路も含めた搬送調整部門指揮を経験したため、活動内容について報告する。【結果】令和6年1/2~2/7の期間に1次隊から8次隊まで、のべ64名が派遣されたが、限られた人員での派遣調整に難航した。活動内容は、石川県医療搬送調整部門指揮と陸路搬送調整と空路搬送調整(DH調整部・DH本部)であった。期間全体で1575名を搬送し、そのうち空路搬送は713件であった。【結論】 今回、空路搬送専門技能ロジチームが搬送調整指揮をすることで、空路・陸路を合わせた非常に効率の良い活動ができた。今後の搬送調整指揮の在り方に反映すべきである。しかし、専門技能ゆえの派遣調整の難しさがあり、チーム構成員の再検討や人員育成が課題である。