講演情報

[SY6-04]能登半島地震におけるJMAT活動の経験

*岡本 博之1、山田 千里2、山﨑 晃憲2、奈良 理1 (1. 手稲渓仁会病院 救命救急センター、2. 手稲渓仁会病院 薬剤部)
能登半島地震で、当院は発災後約1ヵ月の時点でJMATを派遣した。今後に備え、活動を派遣準備と現地活動とで振り返った。
派遣準備では、研修などを基に準備していた被災地の医療機関支援や避難所衛生管理ではなく、石川県JMAT調整本部の業務支援が当院に求められたため、ロジスティック業務を想定した人選と日程調整に苦慮した。現地活動では、県北部で災害急性期対応を担ってきたDMATや日本赤十字社救護班などから被災地の病院・診療所への支援や避難所等での医療・健康管理の引継とともに、DHEATと連携した金沢以南の1.5次・2次避難所スクリーニング作業がJMATに期待される中、調整本部で他機関との連絡調整、参集したJMATの配置調整・役割分担などの慣れない業務に、日本医師会事務局他の支援を受けつつ取り組んだ。
我々は今回、JMAT調整本部業務を経験し、JMATの目的が「地域医療・包括ケアシステムの再生復興の支援」であり、JMAT全体のマネジメントや他組織間とのコーディネートといった業務も重要であると実感した。また、直接的な医療支援のみに固執しない臨機応変な対応が今後JMAT各隊にも期待されると考えられた。