講演情報
[SY7-02]能登半島地震における高齢者避難搬送の実務に関する検討報告
*梶野 健太郎1、吉村 良2、久城 正紀3 (1. 関西医科大学、2. 橋本市民病院、3. 福岡県済生会福岡総合病院)
令和6年元日に起こった能登半島地震では、多数の高齢者が能登北部地域から金沢以南地域に搬送された。1月14日から16日まで石川中央DMAT活動拠点本部の本部長の立場で、金沢以南地域における高齢者受け入れを経験、また17日から21日まで、DMATロジスティックチーム隊員として珠洲市保健医療調整本部において延べ100名以上の高齢者搬送調整に従事した。高齢者搬送を実施するためには、被災地内において円滑な高齢者施設との搬送希望者調整、県庁高齢者施設班との搬送先調整、県庁搬送調整班との広域搬送手段調整、金沢以南調整本部との受入調整、緊急消防援助隊・自衛隊搬送班との被災地内搬送の調整等が必要であったが、情報を統合して調整する部門がなかった為、被災地からの搬送が滞っていた。また受け手側も突然、多数の高齢者が石川県立中央病院内に設置されたMCC(Medical Check Center)に搬送される事案が多発していた。受け手・送り手の双方に携わった立場より、本災害での高齢者搬送の状況を報告すると共に、来るべき大災害に対して円滑に高齢者搬送を実施するための方策を検討し報告する
