講演情報

[SY9-05]内因性疾患に対する当院のHybrid ERの活用法

*桐生 和馬1 (1. 愛知医科大学病院)
当院のHybrid ERは, 2023年11月より運用が開始された. 2024年2月末までにHybrid ERに搬入された症例は45例であり, そのうち内因性疾患は19例であった. 内因性疾患でのIVR施行例は, HCC破裂のTAE (1例), ECPR (2例), PCI (2例) の5例と非常に少ない. 内因性疾患において医師, 看護師, 臨床工学技士と我々診療放射線技師で協議を行い, 当院ではECPRにおいて搬入からPCPS挿入までのプロトコールを初期波形による違いで2種類作成した. ①初期波形がVf及びVTの場合は患者搬入後PCPS挿入を直ちに行い, その後CTで全身評価を行う. ②初期波形がPEA (目撃あり)の場合は患者搬入後直ちにCTで全身評価を行い, ECPR適応を判断された場合PCPSの挿入を行う. このようにプロトコールを作成することで, すべてのスタッフが連携し迅速に診療のサポートを行えるように工夫している. 当院はHybrid ERが導入されてから日が浅く経験数が少ない状況である. しかし, その中で救命科医師より, 症例振り返りなどの勉強会を開催して頂いており, そこで症例に対する議論を行い, すべてのスタッフが経験を次に活かすようにしている. 今回のシンポジウムを通して他施設のHybrid ERの運用法を知り, 議論を行うことで, 今後当院のHybrid ERの運用に活かしていきたい.