一般社団法人日本家政学会第78回大会

シンポジウム・一般公開講演会

(一社)日本家政学会第78回大会 シンポジウム・一般公開講演会

 

1.  シンポジウム

「生活文化の継承と創造-家政学の役割を考える-」

日 時:2026年5月23日(土) 15:00~17:10(予定)

会 場:C校舎501講義室 (定員320名)

 

(1)基調講演

土佐 尚子 氏(京都大学防災研究所教授)

 日本的美意識を現代的解釈し,現代のデジタル技術でしか表現できないアート&テクノロジー作品として再構築する.工学博士(東京大学).主な作品は,「Neuro-Baby」「ZENetic Computer」「Sound of Ikebana」「Zero Gravity Art(2025EXPO)」「防災ファッション」など.ATR知能映像通信研究所,MIT Center for Visual Studies でArtist Fellow終了後,京都大学に着任.2016年度文化庁文化交流使.2024-2026年NY Fashion Week でCollectionを発表.作品はMoMA等で収蔵.

 

(2)パネルディスカッション

土佐 尚子 氏

山崎 英恵 氏(龍谷大学農学部食品栄養学科教授)

 食品に関わる感覚科学,調理科学を専門とし,食品による気分状態変化,口腔感覚と食行動などの研究に従事.2009年より京都の料理人らと日本料理や出汁を国内外の大学生に紹介する活動に取り組んでいる.

井上 えり子 氏(京都女子大学家政学部生活造形学科教授)

 京都の花街の建築文化について研究をおこなっている.また,学生や地域とともに空き家の町家の活用に取り組み,長屋をDIYして地域の交流施設として活用する等の活動を行なっている.京都市京町家保全・活用委員会委員.

コーディネーター

奥井 一畿 氏(神戸松蔭大学人間科学部人間科学科准教授)

 関西を拠点に家政学や家政学原論を高校生から一般向けに発信する活動に取り組んでいる.活動の軸は日本家政学会に置く.現在の研究テーマは,消費者教育,家庭科教育,共生社会領域であり,対話型カード教材の作成などに取り組む.

 

2. 一般公開講演会 「京料理を食する」

日 時:2026年5月24日(日) 13:30~15:00

会 場:B校舎501講義室(定員420名)

高橋 拓児 氏(京料理 木乃婦 主人)

 吉兆創業者の故湯木貞⼀⽒に師事し,⽇本料理の真髄を⾝につける.五年間の修行後,木乃婦初代,二代目主人の指導を受ける.世界の星付きシェフとの交流も深く,フランス料理や中国料理の調理法や⾷材を取り入れた新しい京料理を展開,博士(食農科学)として立命館大学で教鞭をとり,後進の育成にも尽力するなど,多方面で活躍している.