特別講演

特別講演1

日時: 2026年9月7日(月) 13:00〜14:00
会場: 東海大学 湘南キャンパス 19号館(Techno Cube)3階  19-311教室
司会: 岩森 暁(大会委員長/東海大学)

「東海大学ソーラービークルの開発とその性能」
 木村 英樹 氏

(東海大学学長,東海大学工学部機械システム工学科教授)

木村 英樹(きむら ひでき)氏

東海大学学長
東海大学工学部機械システム工学科教授

東海大学ソーラービークルの
開発とその性能

 講 演 概 要 

東海大学では、深刻化する地球温暖化に対応するため、CO₂をはじめとする温室効果ガスを削減し、カーボンニュートラルの実現に貢献することができる超省エネルギーな乗り物(クルマ、飛行機)を長年にわたって開発してきました。 本講演では、土台となった省エネ競技用の小型電気自動車の開発と、それらに太陽電池モジュールを組み合わせた東海大学のソーラーカー関連の技術(モータ、空力、軽量化など)について解説します。そして、オーストラリア大陸3,000kmを縦断する国際ソーラーカー大会World Solar Challenge参戦の歴史を振り返ります。また、これらの技術を応用したソーラー無人飛行機(UAV)についても紹介し、将来展望について語ります。

講師プロフィール

専門はエネルギー変換・貯蔵の応用

1995年、東海大学工学部電子工学科助手として採用される。
2006年、学生企画によるプロジェクト活動を支援する東海大学チャレンジセンター(現在のキャンパスライフセンター)の新設に推進室長として関わり、文部科学省現代GPの採択を受ける。
2022年、モビリティの電動化に対応するために工学部電気電子工学科から機械システム工学科に異動。
2023年、国家資格制度開始に対応する東海大学ドローンアカデミーを設立し初代室長に就任。
2025年より東海大学学長(現職)。

日本太陽エネルギー学会理事&フェロー。 NHK、テレビ朝日、BSテレビ東京などが制作した特別番組で取り上げられるとともに、自動車雑誌Motor Fan illustratedの記事執筆などに携わる。 愛車は燃料電池車トヨタMIRAI。


特別講演2

日時: 2026年9月8日(火) 15:15〜17:15
会場: 東海大学 湘南キャンパス 19号館(Techno Cube)3階  19-311教室
司会: 岩森 暁(大会委員長/東海大学),福田 紘大(実行委員会幹事/東海大学)

15:15~16:15

加速する気候変動 異常気象から命を守る防災とは
 依田 司
(テレビ朝日お天気キャスター、気象予報士、森林インストラクター、IPCC伝道者、東海大学海洋学部客員教授)

 

16:15~17:15

「サステナブルなモータースポーツを目指して
 貴家 伸尋 
(株式会社トヨタガズーレーシングディベロップメント 車両技術部 部長

 枝田 勉 
(株式会社トヨタガズーレーシングディベロップメント MS開発部パワートレーン開発室 室長

 

依田 司(よだ つかさ)

テレビ朝日お天気キャスター
気象予報士
森林インストラクター
IPCC伝道者
東海大学海洋学部客員教授 

加速する気候変動 
異常気象から命を守る防災とは

 講 演 概 要 

気候変動の影響により、世界の約45%にあたる33から36億人が非常に脆弱な状況に置かれているとされています。

激甚化する異常気象による災害や干ばつなどによって避難を余儀なくされる人の増加、食糧不安、健康への影響など、様々な面で深刻な問題を引き起こしています。

そのような状況の中、日本人は[世界一]気候変動に対し無頓着といわれています。

いま、日本で、そして世界で何が起きているのか。

気候変動と背景にある地球温暖化を正しく理解しこの危機を乗り越えるために何をすべきかを考えます。

講師プロフィール

東海大学海洋学部客員教授。現在はテレビ朝日系「グッド!モーニング」にて気象キャスターを担当。全国各地を飛び回り、レポーターと気象キャスターを務めている。オリコン「第14回好きなお天気キャスターランキング」では1位を獲得。報道番組だけでなく、バラエティーやドラマ、CMなど多方面で活躍。

1997年テレビ朝日スーパーJチャンネル内の「ヤン坊マー坊天気予報」でお天気キャスターデビュー。

その後、報道ステーションの防災気象キャスターを務め、2007年には報道ステーションの企画で1ヶ月間アメリカに滞在し、竜巻を追いかける。その企画の視聴率が20%を超え、局内では「視聴率男」と呼ばれ伝説となった。

2010年10月「やじうまTVまるごと生活情報局」ではMCに抜擢。2011年4月からは、全国各地から生中継で現場のリポーター兼お天気キャスターの二刀流として活躍。おそらく、世界一移動距離の長いお天気キャスターである。

2024年から「東海大学 海洋学部 客員教授」を務めており、若い世代へ気候変動の現状を伝えることをライフワークとしている。

 

 

貴家 伸尋(さすが のぶひろ)氏

株式会社トヨタガズーレーシングディベロップメント
車両技術部 部長

 

枝田 勉(えだ つとむ)氏

株式会社トヨタガズーレーシングディベロップメント
MS開発部パワートレーン開発室 室長

サステナブルな
モータースポーツを目指して

 講 演 概 要 

自動車の誕生とともに始まったと言われるモータースポーツは、速さを競うだけでなく、新しい技術や価値観を社会へ発信する役割も担っています。

近年、自動車産業はカーボンニュートラルや電動化など、100年に一度とも言われる大きな変革期を迎えており、モータースポーツにおいてもサステナブルな活動を継続するための様々な取組みが進められています。

本講演では、モータースポーツと環境問題の関わりを紹介するとともに、競技の現場で培われた技術や考え方が量産車へどのようにつながっているのか、具体例を交えながらお話しします。

講師プロフィール

貴家 伸尋 氏

大学院で流体力学を専攻。

前職では、風洞試験や数値解析を用いたレーシングカーの空力開発に従事した。

2015年に現職の前身であるトヨタテクノクラフト株式会社へ入社後も、レーシングカーの空力開発に携わるとともに、ドライビングシミュレータを活用した運動性能開発を担当。

現在は、モータースポーツで培った技術を量産車へフィードバックすることを目指し、技術開発を推進している。

 

枝田 勉 氏

1997年東海大学工学部動力機械工学科に入学、機械工学および内燃機関分野を専攻。所属した林義正研究室では「往復動エンジンの慣性排気現象に関する研究」に取り組む。

2002年大学卒業後は東海大学ル・マンプロジェクト用エンジンの開発に従事、その後も自動車メーカーなどでF1、F3などのエンジン開発に携わり、2008年にトヨタテクノクラフト株式会社(現TGR-D)へ入社。

入社後はGT500、スーパーフォーミュラなどのエンジン開発及び、シミュレーション技術の開発・活用などを担当。現在はモータースポーツ用パワートレーン開発全般の統括を担う。