講演情報
[JEX1-02]ウィメンズヘルスの臨床最前線ー産前産後の症状をどう捉え、どう支えるかー
前原 由貴 (あわ整形外科クリニック)

<略歴>
2013年 金沢大学 医薬保健学域 保健学類 理学療法学専攻 卒業
2013年 社会医療法人 平成記念会 平成記念病院 入職
2019年 医療法人想千 あわ整形外科クリニック 入職
<関連資格>
認定理学療法士(運動器)
2013年 金沢大学 医薬保健学域 保健学類 理学療法学専攻 卒業
2013年 社会医療法人 平成記念会 平成記念病院 入職
2019年 医療法人想千 あわ整形外科クリニック 入職
<関連資格>
認定理学療法士(運動器)
近年、ウィメンズヘルス領域における理学療法士の役割は拡大している。特に妊娠・出産は女性の身体に大きな変化をもたらし、腰痛や骨盤帯痛、尿失禁、手関節痛など、多様な身体症状を呈することが知られている。多くの女性がこれらの症状を抱えながら育児や社会生活を送っており、産前産後の身体症状に対する適切な評価と支援の重要性は今後さらに高まると考えられる。
産前産後の身体症状は、局所の組織障害のみでは説明できないことが多い。妊娠・出産による身体機能の変化に加え、育児動作や睡眠不足、心理社会的要因、生活環境など、さまざまな因子が複雑に関与しており、同じ症状であっても、その背景や生活上の課題は一人ひとり異なる。また、複数の症状が併存し、育児や家事、就労などの活動に影響を及ぼしていることも少なくない。
そのため、産前産後の臨床では、疼痛部位や機能障害のみを評価するのではなく、どのような生活を送り、どのような役割を担っているのかを含めて多面的に情報を整理し、身体機能と生活背景との関連性を踏まえながら臨床推論を行うことが重要となる。症状を包括的に理解し、個々の女性に応じた支援へとつなげていく視点が求められている。
本講演では、産前産後に多い腰痛、骨盤帯痛などの身体症状を中心に、妊娠・出産による身体変化や育児背景を踏まえた症状の解釈と、評価・介入へとつなげる臨床推論の過程について、実際の症例を交えながら紹介する。本講演が、産前産後の女性を理解するための一つの視点となり、臨床実践に新たな示唆をもたらす機会となれば幸いである。
産前産後の身体症状は、局所の組織障害のみでは説明できないことが多い。妊娠・出産による身体機能の変化に加え、育児動作や睡眠不足、心理社会的要因、生活環境など、さまざまな因子が複雑に関与しており、同じ症状であっても、その背景や生活上の課題は一人ひとり異なる。また、複数の症状が併存し、育児や家事、就労などの活動に影響を及ぼしていることも少なくない。
そのため、産前産後の臨床では、疼痛部位や機能障害のみを評価するのではなく、どのような生活を送り、どのような役割を担っているのかを含めて多面的に情報を整理し、身体機能と生活背景との関連性を踏まえながら臨床推論を行うことが重要となる。症状を包括的に理解し、個々の女性に応じた支援へとつなげていく視点が求められている。
本講演では、産前産後に多い腰痛、骨盤帯痛などの身体症状を中心に、妊娠・出産による身体変化や育児背景を踏まえた症状の解釈と、評価・介入へとつなげる臨床推論の過程について、実際の症例を交えながら紹介する。本講演が、産前産後の女性を理解するための一つの視点となり、臨床実践に新たな示唆をもたらす機会となれば幸いである。
