セッション詳細
【オンデマンドシンポジウム3】日本のHPVワクチン接種状況と男性接種の効果についての多角的検証
座長:片山佳代子(郡馬大学/神奈川県立がんセンター臨床研究所)
金村 政輝(宮城県立がんセンター研究所)
指定発言者:上田 豊(大阪大学大学院医学系研究科 産科婦人科学教室)
金村 政輝(宮城県立がんセンター研究所)
指定発言者:上田 豊(大阪大学大学院医学系研究科 産科婦人科学教室)
停滞していた我が国の子宮頸がん対策が前進した。HPVワクチンの積極的接種勧奨が再開され、キャッチアップ接種が開始、9価ワクチンも導入された。しかし接種率は高々50%程度であり、WHOの設定目標には程遠い状況にある。加えて、HPV関連がんとして世界的に増加しているがんとして「中咽頭がん」がある。日本全体では現在、1年間に約4000人があらたに中咽頭がんの診断を受けており、男女共に明らかな増加傾向にある。大阪大学のチームが大阪府がん登録のデータをもとに調べたところ、10万人当たりの中咽頭がんの罹患数(年齢調整罹患率)は、1990年に男性が1.2人で、女性が0.2人だったが2015年には男性が2.5倍の10万人当たり3.0人、女性が3倍の同0.6人にまで急増していることが分かっている。
本シンポジウムでは、子宮頸がん対策の最前線情報と増加する中咽頭がんや男性接種への効果を多角的に各専門家を交えて議論する。
本シンポジウムでは、子宮頸がん対策の最前線情報と増加する中咽頭がんや男性接種への効果を多角的に各専門家を交えて議論する。
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[オンデマンドシンポジウム3-1]増加する中咽頭がん-HPVワクチンの男性接種に期待すること-
*川北 大介1 (1. 名古屋市立大学大学院耳鼻咽喉・頭頸部外科)
[オンデマンドシンポジウム3-2]HPVワクチン男子定期接種の効果予測と費用対効果の検証
*池田 さやか1 (1. 大阪大学)
[オンデマンドシンポジウム3-3]数理的側面から考えるHPVワクチン接種の男性接種の費用対効果
*阪口 昌彦1,2 (1. 高知大学、2. 神奈川県立がんセンター臨床研究所)
[オンデマンドシンポジウム3-4]HPVワクチンの最新の接種状況と期待される効果
*八木 麻未1 (1. 和歌山県立医科大学)
