セッション詳細
【オンデマンドシンポジウム8】地域のソーシャルキャピタル醸成推進のまちづくり
座長:眞崎 直子(西南女学院大学)
田中 貴子(聖マリア学院大学)
田中 貴子(聖マリア学院大学)
大型団地開発後30 年以上経過し、人口減少や高齢化が著しい都市型準限界集落をモデル地域とし、平成24〜25 年度に「阿品台いきいきプロジェクト」を大学と地域住民・行政と実施した。この取り組みでは、都市型準限界集落の現状を把握、分析し、大学生との交流も含めた住民参加型の地域づくりを目指した。その中、地域の健康課題として、主に【世代を超えた住民相互のつながりが少なく、助け合う体制が整っていない】、【独居高齢者や高齢世帯が多く、老老介護や高齢者のひきこもりがみられる】、【坂や階段が多く、高齢者の移動が困難である】こと等が明らかになった。その一方、【坂や階段が健康づくりに役立つ】等、課題の一部を強みと捉えている住民もいた。
また、地域住民を対象とした6 回コースの健康ボランティア育成教室を開催し、受講生が中心となって高齢者が集うサロン「夢あじな」が地域の支え合い、地域づくりの拠点として開所した。
その後、「阿品台いきいきプロジェクト」の後継事業として「夢あじなプロジェクト」を立ち上げ、増やそう笑顔、無くそう孤独を合言葉に、サロンを中心としたセルフケアとソーシャル・キャピタル推進を目指し取り組んできた。新型コロナウイルス感染拡大・鎮静後には、新たなサロンを中心とした活動に形を変えながら、現在は子育て世代を含めた活動やひきこもりがちな高齢者への声掛け等世代を超えた交流へと広がっている。これまでの実践を踏まえ、今後の地域づくりにおいて持続可能を求め、どのようにソーシャル・キャピタルを育んでいくか皆様と考えたい。
また、地域住民を対象とした6 回コースの健康ボランティア育成教室を開催し、受講生が中心となって高齢者が集うサロン「夢あじな」が地域の支え合い、地域づくりの拠点として開所した。
その後、「阿品台いきいきプロジェクト」の後継事業として「夢あじなプロジェクト」を立ち上げ、増やそう笑顔、無くそう孤独を合言葉に、サロンを中心としたセルフケアとソーシャル・キャピタル推進を目指し取り組んできた。新型コロナウイルス感染拡大・鎮静後には、新たなサロンを中心とした活動に形を変えながら、現在は子育て世代を含めた活動やひきこもりがちな高齢者への声掛け等世代を超えた交流へと広がっている。これまでの実践を踏まえ、今後の地域づくりにおいて持続可能を求め、どのようにソーシャル・キャピタルを育んでいくか皆様と考えたい。
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[オンデマンドシンポジウム8-1]サロン夢あじなの10年の取り組みとこれから
*松井 美佐子1 (1. サロン夢あじな)
[オンデマンドシンポジウム8-2]地域におけるソーシャルキャピタル醸成推進のために世代を超えた取り組みの経緯
*眞崎 直子1、松原 みゆき2、田中 貴子3 (1. 西南女学院大学、2. 日本赤十字広島看護大学、3. 聖マリア学院大学)
[オンデマンドシンポジウム8-3]住民中心型の地域づくりの後方支援-メンタルヘルスの観点から-
*竹島 正1 (1. 大正大学地域構想研究所)
