セッション詳細
【シンポジウム25】COVID-19と保健所の記録映画「終わりの見えない闘い」が残したもの
2025年10月29日(水) 16:20 〜 17:50
第7会場 (映像ホール:2階)
座長:城所 敏英(公衆衛生保健所活動研究会)
工藤 恵子(帝京平成大学ヒューマンケア学部看護学科)
工藤 恵子(帝京平成大学ヒューマンケア学部看護学科)
ドキュメンタリー映画「終わりの見えない闘い」は、COVID-19発生初期:2020(令和2)年4月から2021(令和3)年3月までの1年間の保健所のCOVID-19との闘いを記録した作品である。
完成した2021(令和3)年の夏から、自主上映会、映画館などで公開されてきた。日本公衆衛生学会総会でも第80回(2021年東京)から毎年上映し、多くの方に視聴していただいている。当初は、保健所などの現場にいる職員から「つらすぎて観られない」との声があった。そのような渦中にあった職員も、徐々に観ることを厭わなくなり、客観的に当時の状況を振り返られるようになってきたと感じている。
またCOVID-19パンデミック後に就職して来た職員や直接業務でのかかわりがなかった職員にとっても、映画を通して当時の保健所の状況や対応を知る機会になっている。
COVID-19の流行はまだ続いているが、2023(令和5)年5月に5類感染症に移行し、国を挙げてパンデミック対応の検証・総括がおこなわれている。
この映画をご覧になった方々は、その時の立場やかかわりから、またご覧になった時期により様々な感想・思いをもたれたと思う。本シンポジウムでは、公開から5年近く経ったいま、COVID-19対策の検証とは別に、映画をご覧になった方たちの感想・思いを、共有する場にできたらと考えている。
シンポジストに、この映画を製作した映画監督、現場で対応した保健所長、そして本映画を研修会で活用した保健師と撮影時期には就職活動中だった保健師をお招きした。各シンポジストにこの映画への思いを語っていただいたあと、会場からの発言をいただき意見交換することで、公衆衛生にかかわる皆さまと思いを共有する場にしたいと考えている。
完成した2021(令和3)年の夏から、自主上映会、映画館などで公開されてきた。日本公衆衛生学会総会でも第80回(2021年東京)から毎年上映し、多くの方に視聴していただいている。当初は、保健所などの現場にいる職員から「つらすぎて観られない」との声があった。そのような渦中にあった職員も、徐々に観ることを厭わなくなり、客観的に当時の状況を振り返られるようになってきたと感じている。
またCOVID-19パンデミック後に就職して来た職員や直接業務でのかかわりがなかった職員にとっても、映画を通して当時の保健所の状況や対応を知る機会になっている。
COVID-19の流行はまだ続いているが、2023(令和5)年5月に5類感染症に移行し、国を挙げてパンデミック対応の検証・総括がおこなわれている。
この映画をご覧になった方々は、その時の立場やかかわりから、またご覧になった時期により様々な感想・思いをもたれたと思う。本シンポジウムでは、公開から5年近く経ったいま、COVID-19対策の検証とは別に、映画をご覧になった方たちの感想・思いを、共有する場にできたらと考えている。
シンポジストに、この映画を製作した映画監督、現場で対応した保健所長、そして本映画を研修会で活用した保健師と撮影時期には就職活動中だった保健師をお招きした。各シンポジストにこの映画への思いを語っていただいたあと、会場からの発言をいただき意見交換することで、公衆衛生にかかわる皆さまと思いを共有する場にしたいと考えている。
[シンポジウム25-1]保健所にカメラを据えて10か月━「終わりの見えない闘い」を製作して
*宮崎 信恵 (ピース・クリエイト有限会社)
[シンポジウム25-2]住民が見える、住民から見える保健所
*向山 晴子 (世田谷保健所)
[シンポジウム25-3]感染症まん延等による健康危機を見据えた保健所人材の育成と平時からの体制整備について
*越前屋 愛樹 (一般財団法人 日本公衆衛生協会 健康危機管理支援部)
[シンポジウム25-4]コロナ禍から働き始めた保健師の思い
*大石 赳瑠 (静岡県中部健康福祉センター(静岡県中部保健所))
