セッション詳細

【シンポジウム26】3学会合同企画★保健師の本来業務を再確認! ~所属や職種を越えた相互理解へ~

2025年10月30日(木) 8:30 〜 10:00
第1会場 (中ホール:1階)
座長:五十嵐 千代(東京工科大学医療保健学部看護学科/産業保健実践研究センター)
   岡本 玲子(大阪大学大学院 医学系研究科保健学専攻)
指定発言者:曽根 智史(国立保健医療科学院名誉院長)
      平野 美千代(札幌医科大学)
このシンポジウムは、保健師に関わる3学会、即ち、日本産業衛生学会・産業保健看護部会、日本公衆衛生看護学会、および日本公衆衛生学会・公衆衛生看護のあり方に関する委員会の合同企画である。昨年度実施した、保健師のコアバリューとコアコンピテンシーに焦点をあてたシンポジウムを発展させて、2025年度は、実践や教育研究等多様な立場から、どのような所属であっても、保健師が行うべき本来業務とは何かを、とりわけ保健師のコアコンピテンシーである「プロフェッショナルとしての自律と責任」に焦点をあてて、皆で再確認する機会をもつこととした。
 大学院で教育研究に携わる蔭山氏には保健師の世界的ネットワークを通して得た見解から、政令市保健師の新家氏には実践現場で実際に起こっている現状の課題から、企業の保健師の村上氏には近年の産業保健の動向とその中で産業保健師が遂行する役割から、そして長年公衆衛生行政に携わり現在保健所長をなさっている藤内氏には、ベストプラクティス事例から抽出された保健師の「技」や県の保健師活動の成果などから、それぞれ保健師の本来業務とその価値についてお話しいただく。
 これらにより、保健師同士および多職種・多機関の皆様との相互理解が深まり、保健師のさらなる発展に向けた示唆が得られると考える。人々やコミュニティの多様性が増し、予期せぬ健康事象も頻発する昨今、保健師が、どのような立場にあっても、ぶれずに活動できるように、本来行うべき業務を確認し、明日への自信と誇りが喚起されることを期待する。

[シンポジウム26-1]国内外のスタンダードにみる保健師の本来業務

*蔭山 正子 (大阪大学高等共創研究院)

[シンポジウム26-2]行政保健師の立場から本来業務を再確認

*新家 静 (高槻市保健所)

[シンポジウム26-3]産業保健師の立場から本来業務を再確認

*村上 郁也 (富士通株式会社 健康推進本部 産業保健統括部)

[シンポジウム26-4]公衆衛生行政の立場から見た保健師の本来業務

*藤内 修二 (大分県東部保健所)