セッション詳細

【自由集会16】実装研究の手法を活用して、地域にエビデンスを広める:転倒予防の事例から考える

2025年10月30日(木) 10:20 〜 11:20
第10会場 (902)
世話人:林 知里
本自由集会では、看護職の立場から地域住民の健康課題を解決するための手法として、質改善科学(Implementation Science)と実装科学(Improvement Science)について概観した後、地域において「いきいき百歳体操」の社会実装を実現するために、実装研究の手法をどのように活用できるのかを検討する。具体的には、質改善科学と実装研究の類似点と相違点について説明し、「いきいき百歳体操」を広めるための研究活動について紹介する。その後、健康改善(転倒予防効果)のエビデンスのある「いきいき百歳体操」を現場に定着させ、持続させるための方法について、実装研究の視点から考察を行う。これらの講演のあと、参加者とともにいかに地域住民主体の健康活動を促進させることができるかを議論する。
企画・運営:奥山絢子(聖路加国際大学大学院看護学研究科・公衆衛生大学院)、林知里(兵庫県立大学地域ケア開発研究所)、齋藤 順子(帝京大学大学院公衆衛生学研究科)