セッション詳細

【自由集会31】地域における健康危機管理としてのAMR対策-公衆衛生専門職の役割と多分野連携

2025年10月30日(木) 18:00 〜 20:00
第15会場 (大ホール2階控室2・3)
世話人:長嶺 路子
薬剤耐性(AMR)は、感染症治療を難しくするだけでなく、保健所業務や地域の健康危機管理全般に影響を及ぼしうる深刻な課題です。日本医療政策機構(HGPI)が主催する本自由集会では、国や自治体計画におけるAMR対策の位置づけを整理し、保健所・自治体での先進事例を紹介します。さらに、2025年7月にHGPIが自治体関係者と協力して開催した公衆衛生セミナーの成果を踏まえ、母子保健、食品衛生、感染症対策、健診、予防接種、衛生管理などの日常業務にAMRをどう取り入れるかを議論します。自治体実務者を中心に、研究者や医療関係者も交えて、制度的背景から現場での工夫や障壁、ワンヘルスの視点まで幅広く共有し、地域で活かせる実践的なアイデアを共に導きます。現場の課題を出発点に、明日から取り組める第一歩を見つける場を目指します。