セッション詳細

【体験観覧企画1】地域で取組む高齢者の重複・多剤併用の改善対策

2025年10月29日(水) 16:30 〜 17:20
第16会場 (大ホールホワイエ:1階)
座長:福田 吉治(帝京大学大学院公衆衛生学研究科)
演者(講師):今井 博久(帝京大学大学院公衆衛生学研究科)
地域で高齢化が進展し高齢患者は慢性疾患に罹患する場合が多く、主に薬物治療が行われて服用する薬剤数が十種類以上になり、その影響で様々な健康障害の問題が起きている。厚生労働省は重複・多剤併用の問題への対策に積極的に取り組み、平成29年度には「高齢者医薬品適正使用検討会」を設置した。これまでの議論や検討から、地域の多様な主体(自治体、保険者、医師会、薬剤師会等)の連携が重要であるされている。こうした動きが背景にあって、最近では優れた自治体の保健師が重複・多剤併用対策に積極的に取り組んでいる。例えば、KDBを活用しながら地域の医薬品のデータを分析し地域の重複・多剤併用の現状を把握する、転倒予防(フレイル予防)のための重複・多剤併用対策を策定するなどが行われ、保健師の新しい重要な仕事になっている。ミニセミナーでは事例報告を行い関心のある保健師の皆さんとデイスカションしたいと思います。