粉体粉末冶金協会2026年度秋季大会(第138回講演大会)

Special Session

Special Session

 2026年度より新たな分科会組織で活動を頂くことになりました.これを機に今まで分科会単位で企画頂いた講演特集は廃止し,今後はSpecial Sessionとして,複数の分科会による横断的なテーマや協会が取り上げるべきテーマやホットな話題を議論頂ける場を設けることとなりました.
 

Special Session

1.粉末積層3D造形に関わる材料および技術の最先端
  (Recent Advances of Materials and Technologies on Additive Manufacturing)

主催:粉末積層3D造形分科会(主査:野村 直之)
共催:粉末焼結プロセス分科会(主査:岸本 昭)
   射出成形・焼結AM分科会(主査:中村 英文)

募集概要:
金属やセラミックス,樹脂を原料として直接製品を成形する粉末積層3D造形技術が大きな注目を集めています.積層造形技術と造形体の特徴を把握するためには,粉末の製造技術と造形に必要な特性の理解に加え,材料科学や機械工学等の知識が必要不可欠な状況となっています.これまで計9回の講演特集が開催され,幅広い分野の方が集い学術的な討論並びに産業からの意見交換を行うなど,特色あるシンポジウムとして好評を博しています.なお,本シンポジウムは粉末焼結プロセス分科会,射出成形・焼結AM分科会との共催で開催致しますので,当該技術に関連する研究者の方々の積極的なご発表ならびにご興味を抱かれている多方面からのご参加を歓迎します.

 

 2.サーキュラーエコノミー時代に向けた粉体粉末冶金技術の創製と活用
 (Creation and Utilization of Powder Metallurgy Technology for Circular Economy)

主催:環境・資源循環・エネルギー分科会(主査:髙木 健太)
共催:磁性材料分科会(主査:北本 仁孝)
   硬質材料分科会(主査:川上 優)
   粉末積層3D造形分科会(主査:野村 直之)

募集概要:
レアアースやタングステン,コバルトなどの重要鉱物の地政学リスクは急速に高まっており,資源循環によるサプライチェーンの強化が求められています.特に,経済活動として資源を循環させることで産業競争力も同時に高めることが重要となっています.したがって,製錬などによるケミカルリサイクルから,経済性が高く環境負荷の小さいshort-loopリサイクル(マテリアルリサイクルやリマンなど)への変革が期待されます.本講演特集では,粉体粉末冶金技術を活用したshort-loopリサイクル技術やエコデザイン材料,易分解/易解体技術,補修技術,分離選別などに関する新しい話題提供の場を構成したいと考えています.また,資源循環の価値見える化や循環システム構築などの取組み,また資源循環の動向についての講演も歓迎いたします.産学官の多様な参加者が一堂に会して議論する場となることを期待して,多くの講演申込をお待ちしています.

 

3.先進材料開発に向けた新規焼結技術の新展開
 (Recent Progress of Novel Sintering Technologies Toward Advanced Materials Development)

主催:粉末焼結プロセス分科会(主査:岸本 昭,幹事:藤原 弘,森田 孝治)

募集原稿:
粉体粉末を原料とする創製技術において,「焼結」は中核的な役割を果たしてきた.近年では,低温や高速昇温処理の他,電・磁場や高圧といった外部場などを積極的に利用した新しい焼結技術の開発が世界規模で進められている.これらの革新的な焼結法で得られる材料は,時として従来手法では実現が難しい優れた機械・熱・電気的特性を示すことがあり,他分野の材料プロセスやシステム開発とも連携した装置開発とあわせて実用化への道筋が模索されている.一方で,新たな焼結技術では,焼結メカニズムや得られる焼結体の微細構造や発現機能について,未解明な点が多く,まだ発展途上の側面も残されている.基礎と応用の両面からこれらの先進焼結技術をさらに洗練させることが,新たな応用展開や材料科学の発展に不可欠である.

本セッションでは,こうした先進焼結技術にかかわる理論・実験・システム開発に関し,多角的に議論し,分野横断的な発展と新しい産業応用の可能性を探る.