第11回日本糖尿病理学療法学会学術大会

大会長挨拶

第11回 JSPTDM学術大会開催にあたって

第11回 JSPTDM学術大会

大会長 河野 健一

国際医療福祉大学 成田保健医療学部 理学療法学科 准教授

一般社団法人日本糖尿病理学療法学会 副理事長

 

  

 この度、第11回JSPTDM学術大会(日本糖尿病理学療法学会学術大会)を開催させていただくこととなりました国際医療福祉大学の河野健一です。このような重責を担うにはまだまだ若輩ではありますが、副大会長の平木幸治先生、今岡信介先生のお力添えをいただきながら参加者の皆様にとって充実した機会となるよう準備委員一丸となって会務にあたる所存です。

 さて、2021年に法人化された日本糖尿病理学療法学会も4年目を迎え、これまで、糖尿病および糖尿病合併症によって低下した代謝機能や運動機能に対する理学療法の学術的意義やその成果を探求してまいりました。その中で、隣接学際領域の理学療法分科学会、日本糖尿病学会、日本フットケア・足病医学会、日本腎臓リハビリテーション学会等との連携を強化し、今後益々その深化が期待されています。さらに、2022年と2024年の診療報酬改定において、糖尿病足病変の運動器リハ料算定病名への追加、透析時運動指導等加算の新設等がなされ、社会保障として、職能として、糖尿病理学療法が果たす科学的実証への役割が急速に拡大しています。糖尿病理学療法の定義にも示される運動療法に加え、それを包含した身体活動を強く推進し、糖尿病のある方、関連する合併症を有する方に、安全かつ効果的な確固たる理学療法を提供するための基盤を整えなければなりません。

 さらには、日本糖尿病理学療法学会も糖尿病に関するアドボカシー活動を積極的に推進する観点から、本大会から大会名をJSPTDM学術大会、そして「糖尿病」から世界の共通語である「Diabetes ダイアベティス」の呼称としてまいる所存です。 

 そこで、本学術大会のテーマを、「確固たるダイベティス理学療法学〜代謝内分泌・腎・足病における身体活動のあり方を問う〜」としました。

 会期は、2025年12月20日(土)、21日(日)の2日間とし、多くのプログラムを事後オンデマンド配信もいたします。会場は、千葉・海浜幕張の幕張メッセ国際会議場となります。

 2025年12月、師走、クリスマス前のお忙しい時期かとは思いますが、準備委員一同心を込めて、参加者の皆様の身体も心もそしてダイアベティス理学療法学に関わる学術的思考も大いに熱くなる,暖かい大会を目指して準備を進めてまります。是非とも多くの演題登録そして参加登録、ご来場をお待ちしています。