会長挨拶

第73回日本ウイルス学会学術集会
会長 脇田 隆字
(国立健康危機管理研究機構 副理事長)
このたび、2026年に「第73回日本ウイルス学会学術集会」を開催させていただくこととなりました。開催テーマは、
「グローバル・ウイルス学2026:新たな脅威に挑む基礎科学」
(英語題:“Global Virology 2026: Deep Science for Emerging Threats”)です。
新興・再興感染症は人類にとって大きな脅威であり続けています。COVID-19パンデミックをはじめ、世界各地で次々に報告されるウイルス感染症は、社会・経済・国際関係に深刻な影響を及ぼし、私たちにウイルス学研究の重要性をあらためて強く認識させました。これからのウイルス学には、グローバルな視野と学際的な連携、そして何よりも確かな基礎科学の蓄積が不可欠です。
今回の学術集会では、国内研究者のみならず、世界の第一線で活躍する研究者と海外の若手研究者にも積極的に参加いただきたいと考えています。多様な世代・地域の研究者が一堂に会し、最先端の知見を共有しながら、国際的なネットワークと将来の協力関係を築く場としたいと願っております。
また、日本の若手研究者にとっても、世界の研究者と直接交流できる貴重な機会となるよう企画を進めています。次世代の人材育成と国際的な交流を通じて、未来のウイルス学を切り拓く契機となることを期待しています。
皆さまの積極的なご参加を心よりお待ち申し上げます。
