セッション詳細

[2BT-06]フォトクロミズムで細胞内現象を光操作する:共焦点顕微鏡観察下における蛋白質二量化の光可逆的制御

2024年11月28日(木) 11:45 〜 12:35
第6会場(福岡国際会議場 4F 411+412)
司会:今井 雄一郎(株式会社エビデント)
細胞機能を人為的に操作する手法として、合成分子を用いる化学生物学や光応答性蛋白質を用いる光遺伝学が注目されています。今回、これらに関連して演者らが開発した「フォトクロミックCID技術」(CID: Chemically Induced Dimerization)を紹介します。この技術は、フォトクロミズム(光によって色や形が変わる特性)を示す合成化合物を用いて、汎用タグを融合させた蛋白質の二量化を細胞内で高速かつ可逆的に制御することで、様々な細胞内現象を操作できる基盤技術です。本セミナーでは、細胞内シグナル伝達制御や集合体形成など応用例を幾つか紹介します。

参考文献:
1. T. Mashita et al., ChemBioChem 2019, 20, 1382.
2. T. Mashita et al., Nat. Chem. Biol. 2024, https://doi.org/10.1038/s41589-024-01654-w

[2BT-06-01]フォトクロミズムで細胞内現象を光操作する:共焦点顕微鏡観察下における蛋白質二量化の光可逆的制御

〇水上 進1 (1.東北大学・多元物質科学研究所 細胞機能分子化学研究分野)
コメント()