セッション詳細

[2F-07]【J】プログラムされたストレス: 真核生物に通底する発生・成長戦略を考える

2024年11月28日(木) 19:15 〜 20:30
第7会場(福岡国際会議場 4F 413)
オーガナイザー:大谷 美沙都(東京大学)、片岡 直行(東京大学)
生物は周囲環境の状況に合わせて発生や成長を調整する仕組みを備えており、転写、転写後調節や代謝制御といった多層的な制御ステップを介して自らのフィットネスを向上させている。こうした発生・成長制御は、ときに生物種特異的なメカニズムによって強く推進される一方、系統的に大きく異なる生物種間で、類似の制御メカニズムが繰り返し見出されることもある。本フォーラムでは、真核生物に深く共通した発生・成長制御のコア要素を探るべく、動植物を材料とするドライおよびウエット研究者からの話題提供を基に、オーディエンスも交えた公開討論を行う。とくに「真核生物の進化の中で、ストレスそのものが発生・成長制御要素として繰り返しプログラムされてきたのではないか?」といった仮説を公開検証することで、真核生物に通底する発生・成長戦略の真髄を議論したい。