セッション詳細
[3MS-11]【E】核内転写ネットワークとヒト疾患の治療標的
2024年11月29日(金) 15:10 〜 16:30
第11会場(福岡国際会議場 2F 202)
オーガナイザー:伊藤 敬(長崎大学)、井上 聡(東京都健康長寿医療センター)
転写因子、転写共役因子、クロマチン構造の変化を介した細胞核内ネットワークの協調による遺伝子転写とその異常が引き起こす正常発生、老化、癌発生のメカニズムの解明に焦点を当てる。特に、転写共役因子の異常による筋肉腫の発生、転写因子のデータベースに基づく筋・腱・骨格の発生機構、エストロゲンの標的としてミトコンドリアの超複合体形成を制御するCOX7RP、核内受容体と運動障害・骨折・関節疾患などの老化について議論する。さらに、クロマチンリモデリング複合体や分子標的抗癌剤のメカニズムを中心に、核内イベントと生命現象を取り上げる。
Introduction
[3MS-11-03]患者由来トリプルネガティブ乳がんにおけるスーパーエンハンサー関連転写因子
○堀江 公仁子1、井上 聡1,2 (1. 埼玉医大・医・ゲノム応用医学、2. 都健康⻑寿医療セ・ 研・ システム加齢医学)
[3MS-11-04]サーファクチンは、BAF/PBAF複合体の中核をなすN端ドメインとSANTドメインを介したタンパク質間相互作用を阻害し、がんの成長に必須なヌクレオチド代謝と細胞周期の障害を引き起こす。
○服部 尚子1,2 (1. 長崎大・院医歯薬・生化学、2. 長崎大・皮膚科)
[3MS-11-05]Small-molecule MYC inhibitors modulate key transcriptional and epigenomic pathways and enhance anti-tumor efficacy
○Debabrata (Debu) Chakravarti1 (1. Northwestern University Feinberg School of Medicine)