セッション詳細
[3PS-01]【E】非コードRNA発現によるジャンクDNA機能の顕在化とその阻止機構
2024年11月29日(金) 16:45 〜 19:00
第1会場(福岡国際会議場 5F 501)
オーガナイザー：廣瀬 哲郎（大阪大学）、栗原 美寿々（北海道大学）
近年、ゲノム中に散在するジャンクなリピート領域から様々な非コードRNAが合成され、重要な機能を果たす可能性が浮上してきた。その一方で、こうしたリピート領域は、可動因子としてゲノム変異を誘発したり、遺伝子発現を乱す有害な存在となりうるため、細胞はそれらを抑え込むためにRNAを利用した巧妙な阻止機構を獲得している。本シンポジウムでは、こうしたゲノムのジャンク領域をめぐるせめぎ合い機構に焦点を合わせ、ゲノム機能拡張の原動力としての非コードRNA産生について考察する。
Introduction
[3PS-01-01]RNA aggregation in neurodegenerative disease
○Ankur Jain1 (1. Whitehead Institute/MIT)
[3PS-01-02]ストレス応答におけるHSATIII repeat RNAsの多面的な分子機能
○二宮 賢介1、足達 俊吾2、廣瀬 哲郎1,3 (1. 阪大・院・生命機能、2. 国立がん研究センター研究所、3. 大阪大学先導的学際研究機構)
[3PS-01-03(3P-209)]セントロメアRNAが制御する染色体分配機構の解明
○松井 紗帆1,2、野澤 竜介1、鈴木 杏奈1,2、広田 亨1,2 (1. がん研・研・実験病理、2. 東京医歯大・JFCR腫瘍制御学)
[3PS-01-05]RNA processing across evolution
○Tugce Aktas1 (1. Max Planck Institute for Molecular Genetics)
[3PS-01-06(3P-611)]マウス内在性レトロウイルスLの適切な発現と機能のための因子, Refee
○小林（石原） 美栄1、坂下 陽彦1、石津 大嗣1、郭 又嘉1、北野 智大1、有浦 勝1、蓮輪 英毅1、村野 健作1、小迫 英尊2、塩見 春彦1 (1. 慶應義塾大学・医、2. 徳島大学・先端酵素学研究所・細胞情報学分野)
[3PS-01-07]近接するピンポン部位間の競合によるpiRNA配列レパートリーの自発的最適化
喻 婕1、泉 奈津子1、○泊 幸秀1,2、庄司 佳祐1,3 (1. 東大・定量研、2. 東大・新領域、3. 農工大・BASE)