セッション詳細
[3AS-16]【J】近接依存性標識法が紐解く生命現象と病態生理
2024年11月29日(金) 9:00 〜 11:15
第16会場(マリンメッセ福岡B館 2F 会議室2-1)
オーガナイザー:奥山 一生(理化学研究所)、髙野 哲也(九州大学)
近接依存性標識法(PDL)はビオチンリガーゼなどの酵素を用いて、標的タンパク質に近接する分子を生細胞や生体において標識する技術である。この方法は、網羅的な分子間相互作用の解析に加えて、未知の生命現象や病態メカニズムの解明にも貢献している。本セッションでは、PDLを用いて発見された生物学的現象や病態生理に関する最新の研究成果を紹介し議論したい。さらに、PDL解析の実施に向けて必要な情報を広く聴衆に提供したい。
[3AS-16-02]マラリア原虫の感染基盤を統合的に明らかにすることを目指して
○石野 智子1、新澤 直明1、Sunti Oundavong1、窪田 理恵1、馬場 みなみ1、小迫 英尊2、澤崎 達也3 (1. 東京医科歯科大学・医歯学総合研究科・寄生虫学/熱帯医学、2. 徳島大学 先端酵素学研究所 藤井節郎記念医科学センター、3. 愛媛大学 プロテオサイエンスセンター 無細胞生命科学部門)
[3AS-16-04]近位依存性ビオチン化酵素を用いたタンパク質分解薬依存的な相互作用解析
○山中 聡士1,2、長岡 昂冶1、庄屋 祐希1、西野 耕平3、小迫 英尊3、澤崎 達也1 (1. 愛媛大・PROS・無細胞、2. 愛媛大・PROS・インタラクトーム、3. 徳島大・先端酵素研・藤井セ)
[3AS-16-05(2P-381)]銅フリーのAzido-DBCOクリック反応を用いた生体分子群のヒト生細胞内での標識と可視化
○関 駿志1、斉藤 寿仁1,2 (1. 熊本大・理・生物、2. 熊本大・院・先端科学)
[3AS-16-06(3P-452)]Hedgehogシグナルの新規な活性化制御因子の探索
○吉田 彩舟1,2、河村 明良2、青木 勝彦3、Wiriyasermkul Pattama 4,5、杉本 真也6,7,8、富吉 淳之介2、田島 彩沙4,9、石田 大和10、加藤 洋平10,11、塚田 岳大1、恒岡 洋右12、山田 幸司2、永森 收志4,5、中山 和久10、吉田 清嗣2 (1. 東邦大・理・生物分子科学 、2. 慈恵医大・医・生化学、3. 慈恵医大・アイソトープ実験研究施設、4. 慈恵医大・SI医学応用研究センター、5. 慈恵医大・医・臨床検査、6. 慈恵医大・医・細菌学講座、7. 慈恵医大・医・バイオフィルム研究センター、8. 慈恵医大・医・アミロイド制御研究室、9. 慈恵医大・医・分子生物学、10. 京都大院・薬・生体情報制御学、11. 広島大・ゲノム編集イノベーションセンター、12. 東邦大・医・解剖)
[3AS-16-07]Split-TurboIDを用いたタウオパチーモデルマウスにおけるタウ凝集促進因子のin vivo解析
○木村 妙子1、酒井 あさひ1、鹿野 真吏亜1、巽 理紗1、富田 泰輔1 (1. 東京大学 大学院薬学系研究科)
[3AS-16-08]抗体依存的近位依存性ビオチン化法を用いたニューロンの軸索起始部に特異的な膜タンパク質の解析
○小川 優樹1,2、Rasband Matthew1 (1. ベイラー医科大学、2. サウスカロライナ大学)
[3AS-16-09]BioID技術が解読するシナプス空間のプロテオームダイナミクス
○髙野 哲也1,2 (1. 九州大学高等研究院・生体防御医学研究所 、2. 国立研究開発法人・科学技術振興機構さきがけ)