セッション詳細

[3PS-16]【J】神経発達障害のネオパソロジー

2024年11月29日(金) 16:45 〜 19:00
第16会場(マリンメッセ福岡B館 2F 会議室2-1)
オーガナイザー:若月 修二(国立精神神経料研究センター)、高雄 啓三(富山大学)
近年、コミュニケーションや認知に障害をきたす発達障害児の割合が増加し、大きな社会問題となっている。遺伝的要因や環境的要因など、発症に影響するさまざまな病因がこれまでに指摘されているが、発症率増加との因果的関係は未だ解明されていない。しかしながら、ほとんどの病因は発生期や周産期の神経発達に作用することから、その背景には異なる病因に潜む共通メカニズムが存在する可能性があり、この共通メカニズムを解明することは疾患の正確な分子標的の発見につながると考えられる。本シンポジウムでは、この共通メカニズムを「神経発達障害のネオパソロジー」と位置づけ、疾患の分子生理基盤の確立に向けた今後の課題について議論し、この分野での研究を志す若い研究者のためのプラットフォームを提供する。指定演題では、げっ歯類のみならず霊長類を対象とするなど、さまざまな側面から疾患の発症および病態解明に取り組む第一線の研究者による最新の知見を紹介する。また、一般演題からは、新しい技術を活用した精神疾患研究を取り上げる。 若手研究者からの積極的な応募を期待したい。

Introduction

[3PS-16-01]妊娠時高血圧が子の自閉症様表現型を引き起こすメカニズム

○若月 修二1、大野 萌馨1,2、高雄 啓三3、荒木 敏之1,2 (1. 国立精神神経セ・神経研、2. 農工大‧工学府‧生命工、3. 富山大・学術研究部医学系)
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[3PS-16-02]神経膜分子DSCAMの発達期における多彩な機能

○有村 奈利子1 (1. 東北大・院薬・薬理)
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[3PS-16-03(3P-696)]自閉スペクトラム症の発症・病態におけるZBTB16遺伝子変異の機能解析

○土井 美幸1,2、臼井 紀好1,2,3,4、石野 早紀3、仲間 菜々子1、藤原 悠紀4、片山 泰一4、島田 昌一1,2,4 (1. 阪大・院医・神経細胞生物学、2. 精神医療セ・こころ・依存、3. 阪大・院医・COC、4. 阪大・院連合小児)
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[3PS-16-04]バルプロ酸曝露自閉症モデルマーモセットにおける樹状突起スパイン動態の変化に関する研究

○野口 潤1 (1. 国立精神・神経医療研究センター)
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[3PS-16-05(3P-717)]MECP2変異マーモセットは霊長類特異的なレット症候群の表現型を示す

○岸 憲幸1,2、岡原 純子2、佐藤 賢哉3、吉丸 大輔2,4、黒滝 陽子3、大西 公平2、佐野坂 司1、ヘンリー レイチェル5、伊東 多恵子1,2、奥野 弥佐子2、ワインステイン エドワード5、クリッテンデン ジル6、岡野 洋尚4、畑 純一2,7、神山 淳1、佐々木 えりか3、下郡 智美2、岡野 栄之1,2 (1. 慶應義塾大学、2. 理研CBS、3. 実中研、4. 慈恵・医、5. Horizon Discovery、6. MIT、7. 都立大)
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[3PS-16-06]発達依存的後シナプスタンパク質による神経発達症の病理

○内匠 透1 (1. 神戸大学)
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[3PS-16-07]マウスの行動解析と光遺伝学を活用した神経精神疾患研究

○高雄 啓三1 (1. 富山大学 学術研究部医学系 行動生理学講座)
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Conclusion