資源・素材2023(松山)

資源・素材2023(松山)

2023年9月12日〜9月14日愛媛大学 城北キャンパス
資源・素材学会 年次大会
資源・素材2023(松山)

資源・素材2023(松山)

2023年9月12日〜9月14日愛媛大学 城北キャンパス

[1401-05-02]Zn電析の電流効率を上昇させる添加剤の作用機構

○中野 博昭1、谷ノ内 勇樹1、大上 悟1(1. 九州大学)
司会者:宇田哲也(京都大学)

キーワード:

亜鉛、電解採取、硫酸浴、電流効率、添加剤

電解採取浴からのZn電析挙動に及ぼすゼラチンとSb(具体的にはSbO+)の浴中添加の相乗効果,および塩化物イオン(Cl-)の共存の影響を明らかにするために,Zn電析およびH2発生の部分分極曲線, Zn電析の電流効率, 電析Znの形態を調査した。典型的な組成・温度の硫酸浴へのゼラチンの添加はZn電析とH2発生の両者を抑制するのに対して,Sbの添加はZn電析とH2発生を促進させた。ゼラチン1 mg/LとSb 10 μg/Lを両方添加すると,無添加時に比べてZn電析が促進され,Znの電流効率が2%程増加した。一方,典型的な組成・温度の硫酸浴にCl-を添加するとZn電析の部分分極曲線は明らかに復極し,その復極の程度は,Cl-濃度が300 mg/Lから6000 mg/Lへと増加するに伴い大きくなった。水素発生の部分分極曲線は,Cl-を添加してもほとんど変化しなかった。その結果,Zn電析の電流効率は,Cl-を添加することにより,Zn膜厚2.4 μmの電析初期では5〜7%程度増加した。