講演情報
[3K0201-07-07]生野銀山における露頭掘遺構の定量解析について
○熊谷 暢聡1、青木 美香2 (1. 日本鉱業史研究会、2. 京都府立大学)
司会:小松 美鈴(甲斐黄金村・湯之奥金山博物館)
キーワード:
生野銀山、鉱山遺跡、3次元レーザースキャナー、露頭掘遺構
生野銀山は、兵庫県朝来市にある多金属鉱床を採掘した鉱山で、中世後期以降、我が国を代表する産銀地として知られた。1567 年(永禄10)以降、観光坑道として一般公開されている「史跡生野銀山」がある金香瀬地区の慶寿𨫤周辺を中心に開発され、1598年(慶長3)には豊臣政権に対する銀の貢納量が全国最多であった。政権の財政基盤として重視され、直轄地として管理して銀を生産する体制は徳川幕府にも引き継がれた。
慶寿𨫤周辺の露頭掘遺構は「金香瀬旧坑露頭群」として称され、観光ルートとして公開されている。鉱山開発初期の採掘遺構であるが、詳細な調査記録がなく、全容は不明であった。今回、数値標高モデルを用いて作成された「CS立体図」や江戸時代の絵図をもとに、3次元レーザースキャナを用いて遺構の定量的解析を実施した。本報告では、生野銀山・金香瀬地区における採掘遺構の変遷を考察するとともに、史跡生野銀山展示品の蛍光X線分析の結果などを報告する。
慶寿𨫤周辺の露頭掘遺構は「金香瀬旧坑露頭群」として称され、観光ルートとして公開されている。鉱山開発初期の採掘遺構であるが、詳細な調査記録がなく、全容は不明であった。今回、数値標高モデルを用いて作成された「CS立体図」や江戸時代の絵図をもとに、3次元レーザースキャナを用いて遺構の定量的解析を実施した。本報告では、生野銀山・金香瀬地区における採掘遺構の変遷を考察するとともに、史跡生野銀山展示品の蛍光X線分析の結果などを報告する。
