講演情報
[1201]Pt酸化物を用いた低過電圧でのCO2電解特性
○松本 直樹1[修士課程]、福本 倫久1、高橋 弘樹1 (1. 秋田大学)
司会: 八木俊介(東京大学)
キーワード:
CO2電解、白金酸化物、低過電圧、カーボンリサイクル
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、排出された二酸化炭素を資源として再利用するCCU技術の重要性が高まっている。中でも二酸化炭素電解還元反応(CO2RR)は、再生可能エネルギー由来の電力によってCO2を燃料や基幹化学品へ変換できる技術として注目されている。しかし、CO2RRは反応過程が複雑であり、高い過電圧や低い生成物選択性が課題である。本研究では、低過電圧でCO2RRを進行可能なPtに着目し、スパッタリング法による非平衡プロセスを利用してPt酸化物薄膜電極を作製した。作製した電極を用いてCO2電解還元試験を行った結果、Pt酸化物電極では純Pt電極と比較して電流密度が数倍から数十倍に増加した。また、電解後の電解液分析により、CH3OHなどの有用な化合物の生成が確認された。これらの結果は、非平衡プロセスにより形成したPt酸化物が、CO2RRの反応場として有効に機能することを示している。本発表では、電気化学測定および生成物分析の結果から、Pt酸化物電極のCO2RR活性向上要因について検討する。
