講演情報
[P026B [発表後半]]TEHDGA含浸吸着材を用いた抽出クロマトグラフィー法による塩酸系溶液からの希土類元素回収プロセスの構築
○蓮井 杏奈1[修士課程]、新井 剛1、伊藤 優2、菊川 結希子2、熊澤 知志2 (1. 芝浦工業大学、2. ノリタケ株式会社)
キーワード:
レアメタル、抽出クロマトグラフィー、TEHDGA、Y(III)、La(III)、Ce(III)、Nd(III)、Sm(III)、Dy(III)
希土類元素は,電子材料,磁性材料および先端エネルギー関連材料に不可欠なレアメタルであり,未利用資源および二次資源からの効率的な分離・回収技術の確立が求められている。特にレアアース泥は新規資源として注目されているが,多元素共存系から希土類元素を選択的に回収するためには,高効率かつ簡素な湿式分離プロセスの開発が重要である。本研究では,多孔性SiO2粒子にスチレン・ジビニルベンゼン共重合体を被覆した担体に,中性抽出剤であるN,N,N’,N’-tetra(2-ethylhexyl)diglycolamide(TEHDGA)を含浸担持した吸着材を調製し,抽出クロマトグラフィー法による希土類元素回収プロセスを検討した。塩酸濃度が各種金属イオンの吸着挙動に及ぼす影響を評価した結果,TEHDGA含浸吸着材は塩酸系溶液中で希土類イオンに対して高い親和性を示し,酸濃度制御により吸着性能が大きく変化することが明らかとなった。さらに,充填カラムを用いた通液試験により,希土類イオンの動的吸着および溶離挙動を評価し,連続的な回収プロセスへの適用性を検討した。
