講演情報
[P027B [発表前半]]アミン系陰イオン交換体を用いた鹹水中ヨウ化物イオンの選択的吸着・溶離プロセスの構築
○西口 智也1[修士課程]、新井 剛1 (1. 芝浦工業大学)
キーワード:
鹹水、ヨウ素、イオン交換、陰イオン交換体
ヨウ素は医薬品、電子材料およびペロブスカイト太陽電池等に利用される重要なハロゲン資源であり、我が国は天然ガス付随鹹水を主要資源として世界有数の生産量を有している。一方、鹹水中ではヨウ素が低濃度で存在し、高濃度の塩化物イオンをはじめとする共存イオンが分離回収を阻害するため、高選択的かつ高効率な湿式回収プロセスの開発が求められる。本研究では、鹹水からのヨウ素回収を目的として、アミン構造の異なる陰イオン交換体を対象に、ヨウ化物イオンの吸着速度、吸着容量、塩化物イオン濃度依存性および溶離特性を体系的に評価した。その結果、第四級アンモニウム構造であるトリブチルアミン基を有する吸着材は、高いヨウ化物イオン吸着容量を示すとともに、塩化物イオン共存下においても優れた選択性を維持することが明らかとなった。さらに、過塩素酸イオンおよびチオシアン酸イオンを溶離剤としたバッチ溶離試験ならびにカラム通液試験を実施し、動的吸着・溶離挙動を評価した。本発表では、アミン構造がヨウ素回収特性に及ぼす影響を明らかにし、鹹水からのヨウ素濃縮回収プロセスへの適用性を報告する。
