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[P028B [発表後半]]アミン官能基を有する無機・有機複合型陰イオン交換体によるITO由来金属イオンの吸着・溶離挙動

○甲斐 萌子1[修士課程]、新井 剛1 (1. 芝浦工業大学)

キーワード:

イオン交換、陰イオン交換体樹脂、ITOデバイス、インジウム、イオンクロマトグラフィ

ITOを含む使用済み電子製品は,InおよびSnの有用な二次資源であり,塩酸浸出液からの選択的分離・回収技術の確立が求められている。一方,実浸出液にはAl,Cu等の共存金属が含まれるため,InおよびSnを効率的に回収するには,金属クロロ錯体の形成挙動と吸着材官能基の相互作用を考慮した分離条件の検討が重要である。本研究では,4級アミン型および1級アミン型陰イオン交換体を用い,Al(III),Cu(II),In(III),Sn(II)の吸着・溶離挙動を比較した。0.1~10 M HCl中での吸着試験により,塩酸濃度およびアミン官能基の違いが各金属の分配挙動に及ぼす影響を評価した。その結果を基に,吸着速度およびカラム操作性の向上を目的として,同様の官能基構造を有する無機・有機複合型陰イオン交換体を作製し,その基礎吸着性能を評価した。無機担体の導入により,従来樹脂で課題となる拡散抵抗の低減と迅速な吸着応答が期待される。本発表では,官能基構造と担体構造がITO由来金属イオンの吸着・溶離挙動に及ぼす影響について報告する。