講演情報
[P037B [発表前半]]最大泡圧法を用いた酸素分圧と外部電場を制御した溶融酸化物の表面張力測定
○小川 真人1[博士課程]、弘光 睦1、墨田 岳大1、齊藤 敬高1 (1. 九州大学)
キーワード:
溶融酸化物、表面張力、酸素分圧、電場、最大泡圧法
溶融酸化物は様々な無機物製造プロセスに介在し,表面張力をはじめとする溶融酸化物の物性値は操業の指針となるため重要となっている.例えば,鉄鋼プロセスにおいて溶銑予備処理や電炉など様々な工程で溶融酸化物が泡立つスラグフォーミング現象が発生することが知られている.フォーミングスラグは安定操業のために抑制・促進が求められており,溶融酸化物中の気泡の理解にはその表面張力の理解がとても重要である.これまでの溶融酸化物の表面張力測定は雰囲気が不活性ガスであることが主であり,雰囲気が表面張力に及ぼす影響を評価している報告は少ない.また,溶融酸化物が溶鋼と接触することで界面分極が発生し,溶融酸化物内部の電位が変化することが示唆されている.これらの条件を変化させることによって溶融酸化物中に価数変化するイオンが存在する場合,存在比の変化による融体構造の変化や価数変化に伴う電子授受等の反応によって表面張力が変化すると考えられる.そこで本研究では酸素分圧を変化させたり,溶融酸化物にに直流電場を印加したりして,溶融酸化物の表面張力に及ぼす影響を最大泡圧法により評価した.
