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[P042B [発表後半]]FeOx–SiO2(x=1-1.5)系水砕スラグの組成設計による結晶化挙動および重金属の溶出特性
○小林 優翔1[修士課程]、武部 博倫1 (1. 愛媛大学)
キーワード:
銅スラグ、結晶化、重金属、溶出挙動、組成設計
銅製錬における乾式工程では,大量のスラグが発生する。現在,銅スラグは建設材料やセメント原料等に再利用されており,近年の銅需要増加と銅精鉱のCu品位低下に伴い,スラグの発生量は増大し,需要を上回ることが予想される。したがって,持続的に生産されるスラグの対策が急務である。しかし,スラグの有効利用を検討する際,不純物として有害金属を含むという問題が存在する。特に,銅スラグの有効利用の観点では重金属溶出性が課題となっている。先行研究では,冷却速度による結晶化挙動の制御により重金属溶出が抑制できることが報告されている。本研究では,水砕スラグについて組成による結晶化挙動と重金属溶出性について調査した。FeOx–SiO2(x=1-1.5)系合成スラグを対象にFe/SiO2(重量比)を1.1~1.6で変化させ,水冷試料を作製した。XRD,SEM-EDSの評価により,Fe/SiO2が結晶化挙動に及ぼす影響を明らかにした。この結果に基づき,重金属溶出を抑制するための指標として組成パラメータを提案した。その組成パラメータをもとに企業から提供された銅スラグの組成設計を行い,重金属溶出性を評価することで提案した組成パラメータの有効性を検討した。当日は,ICP-MSによる重金属溶出性の分析結果も紹介する。
