講演情報
[P045B [発表前半]]1723 KにおけるNd2O3-Al2O3-Na2B4O7系状態図と状態図に基づいた電動車モータからのレアアースの回収
○新井田 海斗1[修士課程]、村田 敬1、小川 和宏2、山口 勉功1 (1. 早稲田大学、2. 日産自動車株式会社)
キーワード:
乾式製錬、状態図、レアアース、スラグ、リサイクル
本研究室では電動車ロータに含まれるネオジム磁石中のレアアースを高温で酸化し,レアアース酸化物をNa2B4O7系フラックスで溶融スラグ相として分離・回収することを試みている。ロータに使用されている電磁鋼板にはAlやSiが含有されており,これらのAlとSiの一部ないしは全量が,レアアースが酸化される際にAl2O3やSiO2となる。生成されたレアアース含有スラグを湿式処理した場合、SiO2は酸に溶解しないため,湿式残渣になる。SiO2系の湿式残渣の発生を抑制するうえで、電磁鋼板のSiを酸化させないプロセスが望まれる。そこで本研究では試薬を用いた平衡実験により,1723K,鉄飽和においてSiO2を含有しないNd2O3-Al2O3-Na2B4O7系の均一液相領域を決定した。また,Nd2O3-Al2O3-Na2B4O7系の均一液相範囲に及ぼすSiO2の影響を調べた。得られた状態図データに基づき,電動車ロータからレアアースをRExOy-Al2O3-Na2B4O7-SiO2系スラグとして回収することを試みた。
