講演情報
[1206]アルカリ処理によるオキソ酸塩からの多孔質マグヘマイトの合成と電池特性評価
○軽部 友理南1[修士課程]、大川 浩一1、任 傑1、加藤 貴宏1、篠田 弘造2 (1. 秋田大学、2. 東北大学)
司会: 松山清(福岡工業大学)
キーワード:
マグヘマイト、合成、リチウムイオン電池
近年、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、その蓄電デバイスとして大型のリチウムイオン電池の需要が高まっている。カーボンニュートラル社会の実現に向けて蓄電池はさらなる高容量化が求められている。マグヘマイト(γ-Fe2O3)は、従来の正極材料と比較して理論容量が大きく、主原料である鉄は資源的にも豊富である点から電池材料として魅力的といえる。しかし、γ-Fe2O3は放電におけるLi挿入に伴い結晶構造が転移し充放電の可逆性が失われるという課題がある。この相転移はγ-Fe2O3をナノ粒子にすることで抑制されることが報告されており、γ-Fe2O3ナノ粒子からなる多孔質体とすることで電池特性のさらなる向上が見込まれる。多孔質γ-Fe2O3はFePO4やFeAsO4のアルカリ処理により得られることが知られているが、出発原料の違いが生成物や電池特性に与える影響は明らかになっていない。本研究では、これらアニオンの異なるオキソ酸塩を用いて、γ-Fe2O3を合成し、その生成機構を考察するとともに、これらγ-Fe2O3の電池特性評価を行った。
