講演情報
[P068C [発表後半]]ススキ・アカマツの定着が鉱山集積場の土壌水分特性に与える影響
○五十幡 美歩1[修士課程]、小川 和義1、谷内 美月1、土山 紘平1、春間 俊克2、山路 恵子1、新開 啓3、黒嶋 章太3、山縣 三郎3、富山 眞吾4 (1. 筑波大学、2. 森林研究・整備機構 森林総合研究所、3. 三菱マテリアル株式会社、4. 北海道大学)
キーワード:
鉱山集積場、中和殿物、土壌水分特性、遠心法、pF
鉱山集積場は坑廃水処理に伴い発生する中和殿物等を集積処分する場所であり、高いpHや高い重金属濃度により植物の生育が阻害される一方、ススキやアカマツ等の定着も確認されている。既報では植物成長阻害要因として土壌の水分特性に着目し、遠心法により評価した。土壌水は毛管水、吸着水、重力水に大別され、植物が利用可能なのは毛管水(pF1.8–3.0)とされる。植物の生えていない裸地は、一般的な黒土に比べ毛管水の割合が極めて低く、吸着水の割合が非常に高いため植物の生育に不向きであることが判明している。本研究では、集積場内でススキとアカマツが定着している地点の土壌水分特性を調べた。さらに、その水分特性を規定する物理的構造を解明するため、比表面積、細孔分布、および粒度分布を解析した。本研究は、ススキやアカマツの定着がもたらす集積場土壌の物理化学的な改良メカニズムに関する基礎的知見を提供するものである。
