講演情報
[P083C [発表前半]]バレル研磨法による廃リチウムイオン電池の正極材とAl集電箔の分離
○吉岡 駿希1[修士課程]、村田 敬1、山口 勉功1 (1. 早稲田大学)
キーワード:
リサイクル、リチウムイオン電池、正極材、バレル研磨法
リチウムイオン電池は蓄電池として、携帯電話やPCなどの電子機器だけでなく、電動車等に用いられている。特に電動車に関しては販売台数が大きく増加しており、それに伴いLIBの需要も増加している。そして、LIB内の正極に含まれる正極活物質にはCo、Ni、Mn、Liなどの希少価値の高い金属が含まれており、LIBをリサイクルし、資源循環させていくことが求められる。LIBの正極材を回収するためには、後工程において忌避元素となるAlを事前に分離することが望まれるが、このプロセスの開発が課題となっている。よって本研究では、熱処理された電動車の車載用LIBを使用し、正極材をAl集電箔から剥離するためのプロセスとしてバレル研磨法を調査した。バレル研磨法として振動バレル研磨、回転バレル研磨を実施したところ、メディアの種類、水量等の条件によっては、最大99%まで正極材をAl箔から剥離できることが分かった。また、実験結果より湿式法は乾式法と比較して剥離性が向上することが確認された。実際に正極箔を水に浸漬させると正極材とAl箔の境界部でAlF3の形成が観察され、部分的に正極材が剥離してAl箔が露出している正極箔が一部見られた。
