講演情報

[P084C [発表後半]]Siを用いた二酸化炭素の水素化反応に向けた触媒開発の実験的研究

○駒場 天晟1[修士課程]、山口 勉功1、国吉 ニルソン1 (1. 早稲田大学)

キーワード:

カーボンリサイクル、水素化反応

脱炭素化社会の実現に向け, CO2をH2と反応させ有用物質へ転換するカーボンリサイクル技術の研究が進んでいる。現在検討されているCO2水素化触媒の多くは貴金属や特殊な複合材料を使用しており,材料コストや製造プロセスの複雑さが実用化に向けた課題となっている。一方で,Siは太陽光パネルや半導体などの原料として広く利用されているが,製品として使用された後のリサイクル技術や回収フローは確立されておらず,多くが有効活用されることなく廃棄されている。本研究では,従来のCO2水素化触媒の安価な代替材料として,Si廃棄物に着目した。先行研究において,量子化学計算によりSi表面上でのCO2の吸着および水素化反応の進行可能性が示唆されているものの,実験的な検証は十分になされていない。本研究では,CO2およびH2雰囲気下におけるSi表面状態の変化を評価するとともに,反応後のガス成分の分析を行うことでSiのCO2水素化反応に対する反応特性を検討した。