講演情報
[P089C [発表前半]]メカノケミカル処理した耐熱陶器廃棄物からの硫酸法によるリチウム回収の検討
○西山 亨1、橋本 典嗣1 (1. 三重県工業研究所)
キーワード:
リチウム浸出、メカノケミストリー、耐熱陶器廃棄物、硫酸法、ペタライト
四日市萬古焼の主力製品である土鍋等の耐熱陶器は、耐熱衝撃性向上のために原料としてペタライトを使用しており、酸化リチウム換算で2%程度のリチウムを含有している。焼成不良となった耐熱陶器のリサイクルは困難であり、リチウムなどの有用金属だけでも回収できればその意義は大きい。本研究では、焼成後に不要となった耐熱陶器廃棄物を用い、遊星ボールミルによる前処理(メカノケミカル処理)の有無が、硫酸法による酸焙焼時のリチウムおよびその他金属不純物・微量元素の浸出挙動に与える影響を調査した。その結果、予めメカノケミカル処理した試料では、未処理の試料に比べ、リチウム浸出率の向上が見られ、特に低温域(150~200 ℃)でその効果が顕著であった。一方、メカノケミカル処理した試料ではアルカリ金属やアルカリ土類金属、およびアルミニウムの浸出増大が見られた。
